『ユンカース・カム・ヒア』について-復活！にしきのマリリン

『ユンカース・カム・ヒア』について

『ユンカース・カム・ヒア』第１巻の作品紹介で書いたように、森永さんの連載１作目はメディアミックス企画であったこの作品でした。森永版の『ユンカース・カム・ヒア』は原作の設定を使用してるものの、ストーリーは原作ともアニメ映画ともかなり違った内容となってます。
さらに原作の木根尚登さんが、「作品が一人歩きしていくのは作家冥利につきるんですよ」と言ってくださったことをいいことに、ユンカースはどんどんギャグ化オヤジ化していって、とうとうエロ犬扱いされる、いじられキャラと化してしまいました。

森永さんが亡くなって、いろいろ整理をしておりましたら、写真のような切り抜きが出てまいりました。1995年ASUKA3月号の綴じ込みふろくだったようです。一緒に「劇場版ユンカース・カム・ヒア」紹介記事の色校正が入っておりました。

劇場版『ユンカース・カム・ヒア』は11歳の少女が両親の離婚話をきっかけにユンカースと友情深め成長していくメルヘン・ファンタジー。切ない子ども心を描いた名作アニメーションです。

それが、こんなふざけたお面を堂々とふろくにするようなことをしていたとは！　すっかり忘れておりましたが、確実に私が担当編集で企画しているはずなので、同犯です…。
25年の時を経て、木根さんには心からお詫びを申し上げたいと思います。ごめんなさいm(_ _)m

そしてなんと、コロナ禍となった今年の夏、YouTubeにてユンカースチャンネルなるものを開設されて、またもやハートウォームなリーディング紙芝居を展開されておりました！

こちらのユンカースチャンネルでは、朗読劇とイラストをミックスした新たなユンカースストーリーが展開されています。木根尚登さんの歌声も聞けちゃうほか、ユンカースの飼い主だった大谷香奈子さんとのトークではTM NETWORKのメンバーである小室哲哉さんとユンカースの出会いなどのエピソードも語ってらっしゃいます！ぜひみなさまご覧ください‼︎

byポリーナよしこ