blog

みんなの思い出を語り合うコーナーです。 感想や投稿はcontactから

2021
04/25

山田太郎ものがたり1、2巻表紙絵

メモリアル展の1Fに飾られた特大タペストリーは、「山田太郎ものがたり」1、2巻の表紙絵です。

1巻目を刊行するとき、背景を、ちょっと貧乏くさい唐草模様で金色にするという象徴的なデザインが決定して、森永さんもデザイナーや編集も大満足で、読者にも好評を得ました。2巻目になって「次は銀でしょう!」とすぐ決定。困ったのは3巻目。このあとはメタリックのインクの種類が続かない。そもそもそんなに巻数を出す予定でもなかったので、その先のことをあんまり考えていませんでした。「じゃあ、金銀を交互に繰り返せばいいんじゃ」となって、今のデザインになりました。

そして巻数を重ねるごとにさらに困ったのは表紙絵。コミックスの表紙は雑誌掲載時の扉を流用することも多いのですが、2人のキャラクターが並んで真ん中にタイトルを入れるというデザインで初めてしまったので、毎回毎回描き下ろしで描かなくてはならず、それでなくてもぎゅうぎゅうなスケジュールがさらに逼迫するということに。

それでも、4巻の表紙絵を見ると、わざわざチャイナ服の刺繍の細かいものをちまちまと描いていて、森永さんのサービス精神を垣間見ることができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


※コメントはスタッフが確認したうえで掲載いたします。
※なりすまし等の事故防止のためにメールアドレスを頂戴しておりますが、 当方でこれらの情報を利用することはございません。
※プライバシーポリシーはこちら