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みんなの思い出を語り合うコーナーです。 感想や投稿はcontactから

2021
04/22

森永あいメモリアル展会期中のTOP画像

山田太郎ものがたり10巻34話「わたしの王子様」扉

太郎が王子様の衣装をまとったこの絵は『山田太郎ものがたり』34話「わたしの王子様」の扉絵です。

太郎に憧れる美術部のお嬢様・関口美己子が描いた“朝露に濡れて輝くプリンセス・チチブのよう”(小鳥遊[たかなし]部長言)な太郎のイメージ画。

プリンセス・チチブはイギリスから秩父宮妃に贈られた薔薇の名前なので、持っている薔薇がそのプリンセス・チチブかと思われます。

今回この絵を、森永あいメモリアル展のパンフレットの表紙として使用して、ポスターやリーフレットにも採用したので、もう一度じっくりと見ることになりました。すると王冠やボタン、袖の飾りなどが金色の絵具で描かれていることに改めて気付きました。
金色は通常の印刷では、黄土色で置き換えられてしまいます。森永さんもそれはわかっていたので、この絵の太郎を小鳥遊部長が言うような高貴な雰囲気にするために本人のこだわりで金色を使ったのだと思います。ただ本物の色は、この展示会をしない限り読者の目に触れることはなかったと思うと感慨深いものがあります。

この絵の金色や肌色は、印刷でもwebの画面でも伝えられないと思いますので、是非会場にお越しいただいて、高貴な雰囲気の原画を見てもらえたらと思います。

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