作品紹介

発売年

山田太郎ものがたり第2巻

表紙

<あらすじ>

山田太郎。私立一ノ宮高校1年(特待生)。成績優秀、眉目秀麗、スポーツ万能。そんな彼の唯一の欠点は、貧乏であること。山田家にとってバレンタインデーは、1年分のおやつと非常食がかかった決戦の日! チョコレート獲得数の下馬評No.1の山田だが、おバカなイケメン先輩・杉浦の妨害工作に遭うが…!?

<みどころ>

この②巻は、今思うとかなりみどころが多くて、その後の『山田太郎〜』のネタの基本となった内容が一通り出揃った巻ではあります。めちゃめちゃプライドの高いナルシストなくせに、太郎が気になって仕方ない杉浦先輩が登場し、ホワイトデーにザラメでカルメ焼きを作ってお返しをする節約ネタを出したり、御村の爺ちゃんのところでメイドのバイトをしたり、そして鳥居先生が真剣に山田家の心配をして空回りしたり…。
雑誌掲載当時は新人作家で、人気が出るかどうかも分からない作品だったのでいつ打ち切られてもいいように1話1話にネタをすべて出しきっていました。そのせいか、この2巻はいろんな角度からのビンボーネタが詰まっている濃縮された1冊になっています。

みどころにあげたページは、少女漫画の王道の「イケメンが雨に打たれた子犬を拾う」という乙女心鷲づかみのシーンですが、「非常◯にするため」という今だったら完全アウトなオチ。いや、当時だってアウトだったと思うのですが…実際には食べてないし…。ウケたもん勝ちでしょって思いながら、いつかどこかから怒られるんじゃってヒリヒリしながら、出してました(笑)

電子書籍になった時に「収録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、コミックス発売当時のまま掲載しています」って入っていて、「あぁ」って納得しました。


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